今回はお家のこととはなーんの関係もない、
ぼんやり考えたことをつづっただけの記事です。
気付けば超長文&超個人的な偏った考えなので、
興味のない方はスルーをお願いします・・・。


少し前に、この本を読みました。

 

ルポ虐待 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書) [ 杉山春 ]

記憶に残っている方も多いと思うのですが、
2010年に大阪で起こった、
3歳と1歳の子供が母親から育児放棄され
餓死してしまったという事件のルポです。

読みかけのこの本をその辺に置いていたら、
「え!なんでこんな本読んでるの!?」
と夫が若干引いていましたが・・・。

この事件、私はすっごく印象深くて。

発生当時、我が家の長男が2歳直前でした。
(次男はまだ生まれていなかった)
目の前の我が子とほぼ同年代の子供が、
食べ物も飲み物も与えられずに
苦しみながら逝ってしまった。
ということがあまりに痛ましかったというのもあります。
当時、多くの子を持つ親が同じように感じたと思います。

でもそれと同時に、この母親が言った(とされる)
「子育てが嫌になった」
「子供なんていなければと思った」
という言葉が当時の私には他人事とは
思えなかったというのもありまして。

この頃、我が家は夫が単身赴任中で、
今のように義両親と同居もしていなかったため、
私一人で仕事しながら子育てしていました。
イヤイヤ期まっさかりの長男に一人で向き合い、
育児も家事もぜーんぶ自分がやらなきゃ
代わってくれる人は誰もいないという状況。
かなり精神的に追い詰められていて、
育児ノイローゼに近い状態だったと思います。
今思えば子供も一人だったし、そこまで?と
思わなくもないんですが当時はほんとにツラかった・・・。


なので、子育てが嫌になって放り出し、
あげくに子供を死なせてしまったこの母親の姿に、
「一歩間違えば私がこの母親だったかもしれない」
と自分を重ねてしまったことを強く記憶しています。

そんな思いもあって読んだ本。

当時、児童相談所が介入できなかったことで、
行政に対してかなりの批判がありましたよね。
でもこの本を読むと、行政よりずっと身近に
手を差し伸べられる人がたくさんいて、
それでも誰も助けてあげなかったことに愕然とします。
別れた元夫、夫の両親、実父、実母・・・。
この母親は天涯孤独なわけではなかったんですよね。
彼女自身とは確執があったとしても、
せめて罪もない彼女の子供たちには、
周囲にいた誰かが救いの手を
差し伸べることはできなかったのかなぁ・・・。
とやりきれない思いにさせられます。

そういう観点で我が身を振り返ると、
現時点では私はこの母親になることはない。
と断言できると思います。

なぜなら、今の私は、
周囲に何重ものセーフティネットが
張り巡らされた中で子育てしているからです。

家事も育児もこなす夫がいて、
孫の面倒を見てくれる同居の義両親がいて、
距離は遠いけど気にかけてくれる実母がいて、
子供は認可保育園に通えていて(もう長男は小学生ですが)
それなりに安定した仕事と収入がある。
そして、もしいろいろな意味で困窮した場合も、
なんらかの公的支援があるだろうことを
ぼんやりとながら知っている。

たとえ私が子育てを投げ出してしまったり、
セーフティネットのどこかに綻びが生じたりしても、
子供たちは何れかのセーフティネットに拾われ、
最悪の事態にはならないだろうと思ってます。

こうしたセーフティネットに囲まれた中で
今は無事に子育てができている私ですが、
でもこれらのセーフティネットが
ひとつひとつ剥がされていき、
最後に自分一人になってしまったら、
この母親のようにはならない。
なんて断言は絶対できません。

だから・・・。

無事に子供を育て上げるために、
いかにセーフティネットを多く持つか。
が重要なのではないかと思うのですが。
もちろんセーフティネットがない中、
一人で無事に育て上げる人もいるとは思いますが・・・。
でもやっぱりセーフティネットが多いほど
リスクヘッジになるのは間違いないと思ってます。


ただ、夫や義両親、自分の親との関係って、
必ずしも自分の力ではどうにもならなかったりしますよね。
セーフティネットとして頼りたくても、
残念ながら叶わない場合もあると思います。
それにセーフティネットになりうる夫だとしても、
離別や死別の可能性はゼロではない。

そう考えると、いろいろなセーフティネットの中で、
自分の力でどうにかできる(可能性が高い)ものは、
「仕事」「収入」ではないかと思うのです。

「仕事や収入があるかないか」は、
この事件の育児放棄とは関係ないんじゃないか?
という見方もあると思います。
でも、もしこの母親に安定した仕事があれば、
住まいをきちんと一ヵ所に定めることができ、
住み込みの寮に住みながら風俗で働いていた彼女は、
職場であるお店を変わるたびに住まいも移っていました。

親戚や友達という私のネットワークだけでなく
地域や職場という公のネットワークを築いて、
それが何らかの歯止めになった可能性は
小さくなかったのでは?という気がしてなりません。

何よりも、自分一人だけで子供を
育てなければならない状況になったとき、
経済的に自立できているかどうか。で、
暮らしという物理的な余裕はもちろん、
精神的な余裕も全然違いますよね。
その余裕の有無は、子育てに向き合うときの
心の余裕にもつながると思います。

だから、この本を読んで、
他にもいろいろ思うところはありますし、
著者が訴えたいことともずれているかもしれませんが、
一番強く思ったのは、
自分で稼げる力を持つことが超重要!!
ということです。

人生何があるか分からない。
だからこそ自分自身の力で稼げることが、
何よりのセーフティネットになるんじゃないか。
と思ったわけです。

そんなことを思ったしばらく後で、
今度はこちらを読みました。

 

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと 【電子特典付き】【電子書籍】[ 西原 理恵子 ]

↑電子書籍版しかリンクが出ませんでした・・・。

漫画家の西原理恵子さんが
自分の娘へ向けたメッセージ的な内容で、
これから社会に出て行こうとしている女の子や、
その女の子の親が想定読者だと思います。
なので、男の子の母であり既に社会人の私は
この本のターゲットでは全くないと思いますが・・・。

でも、上の事件のルポを読んだ後だけに、
ものすごーく共感を覚える箇所がたくさんあって。

上の事件の母親も
自身が育児放棄に近い環境で育つなど
なかなか苛酷な生育環境だったようですが、
西原さんも負けず劣らず
壮絶な人生を生き抜いてきています。
でも、そんな中でもとにかく、
自分の力で生きていくんだ!
という意志や覚悟がものすごく強くて。
そんな人生に対する向き合い方に、
この人スゴイ!と感嘆してしまいます。

この本のキャッチコピーが、
王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう。
というものなんですけど、
まさにこの言葉に尽きる!というか、
誰かに寄りかからず自分の足で立つべし!
ということを終始一貫して訴えています。

私が事件のルポを読んで何となく感じていたことを、
ズバリ言い表している箇所がありましたので抜粋します。

大事なのは、自分の幸せを人任せにしないこと。
そのためには、ちゃんと自分で稼げるようになること。
食いっぱぐれないためには、最低限の学歴は確保する。できれば、資格も取って、スキルアップしておくこと。
(中略)
少しでもちゃんと稼げるように、早いうちから自分に出来ることをさがして下さい。


もうほんとにね。これに尽きると思うんです。

私は、男性、女性関係なく、
結婚しても子供がいても仕事はした方がいい。
という考えの持ち主ですけれども。
別に会社に所属するべしという意味ではなくて、
どんな形であれ働いてお金を得られる立場にいた方がいいと思ってます。


それは、
母であっても自分らしく!とか、
自分のキャリアも諦めたくない!とか、
一億総活躍社会!!とか、
そういうキラキラしたことが理由なのではなくて、
誰かの収入に頼り切って暮らすことが、
あまりにリスクが高いと思うからです。

別にアンチ専業主婦なわけではないので・・・、
一人が稼ぎ手の役割を担い、
別の一人が家事育児を担う。
という分業体制の家族の在り方と言うのは、
それはそれで一つの合理的な形だと思います。

でも(繰り返しになりますが)人生何があるか分かりません。

離別、死別だけでなく、
会社だって倒産するかもしれないし、
稼ぎ手だって働けなくなるかもしれない。

そういう可能性を考えると、
自分以外の誰かの収入一本だけで
家族の暮らしが支えられている状況って、
リスクが高すぎて怖いと思いませんか?私だけ?

しょっちゅう仕事を辞めたいと思う私ですが、
どうにかこうにか続けられているのは、
やっぱり日々のしんどさよりも、
「自分以外の収入だけに頼ること」の怖さの方が
ずっと勝っているからだと思います。
働き続けているのは、
「現時点の家計のため」という側面よりも、
「何かあっても家族が路頭に迷わないため」
という側面が強く、だからこそ、
専業主婦になることには躊躇してしまいます。

女性や母子家庭の貧困率が高いことは、
近年の社会問題の一つでもありますよね。
今この瞬間困っている人たちへの支援は
当然議論されてしかるべきと思いますが、
それと同時に、これから社会に出て行く子たちに、
働き続けて経済的に自立することが
何よりもリスクヘッジになるんだよ。

ということを伝えることが、
将来的に貧困率を下げることに
つながっていくのではないかな?
とそんなことを対照的な二冊の本を読んで思いました。
とは言っても、男性女性問わず、
「安定的な仕事に就くこと」が難しい世の中でもあるんですけどね・・・。

ま、こんな偉そうなこと書いといて、
私自身に「稼ぐ力」があるかと言うと、
それは微妙なところでもありますけどね。
今はたまたま正社員の職に就けていて、
月々安定した収入がありますが・・・。
でもこの会社で働けなくなったとき、
倒産とかリストラとかパワハラとかね。
すぐに別の収入を得られるようなスキルが
あるかと言ったら、皆無に近いので。
この二冊の本を読んで、私自身も
もっと稼ぐ力を獲得していこう!
身の引き締まる思いになりました。

とりあえず今思っているのは、
会社の中で給与をアップさせる努力をするとか、
転職できるスキルを身に付けるとか、
そういうことではなくて。 ←え?
セーフティネットを増やすという意味で、
会社の給与とは別の収入の柱を一本立てたいな。
ということです。
数年前から何となく思っていましたが、
これらの本を読んで思いを新たにしましたので、
いろいろと行動に移していきたいと思います!

なんだか取り留めのない、
そして論理の飛躍した内容で失礼しました。
私の個人的な考えなので
不快になった方もいるかもしれませんし、
家族の在り方なんて人それぞれだよ!とか
仕事を得ること自体が難しいんだよ!
などと思った方もいるかもしれませんが・・・。
何となく考えたことを残しておきたくて、
記事にしておきました。
お家のことと何の関係もないのでコメント欄は閉じておきます。
繰り返しになりますが不快な方はスルーを・・・。


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