2018年の振り返りその4、そしてラストです!
最後はちょっと家のことからは離れて、
2018年に「読んで良かった!」と思った本を挙げてみます。

・・・と言っても、今年はほんっとーに本を読まなかった1年でして。
こんなに読書量が少なかった1年って
大人になってからは初めてかも?という気がするくらい。
育休で電車での通勤時間がなくなったので、
本を手に取る時間がすごく少なくて( ;∀;)
遠距離通勤が苦痛だ~と日頃思ってましたが、
読書のための貴重な時間だったんだなと気付かされますね。

なのでBest○冊とかではなくて、
カテゴリごとにこれが1番良かった!
という1冊をそれぞれ挙げてみようかと思います。

☆新書

え?それってカテゴリ?って感じですけど、
今年は図書館で新書を借りるというのが(私の中で)流行りまして。
新書って結構タイトルに興味そそられますけど
「うーん、買ってまで読むほどじゃないかな」ってのも多く、
図書館で借りて読むのがちょうどいいな!と気付いたの(*‘∀‘)

なので、読書量が少なかったわりに
新書だけはそれなりの冊数を読みました。

そんな借りて読んだ新書の中で、
すっごく良くて後日結局購入したものがコレ↓

 
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) [ 山中 伸弥 ]

・iPS細胞研究の山中伸弥さん
・将棋棋士の羽生善治さん
・映画監督の是枝裕和さん
・京都大学総長の山極壽一さん
というそうそうたる4名の方が
京都産業大学で行った講演&対談を書籍化したものです。

これは普通に読み物としてすっごく面白くて
講演も実際聞いてみたかったな~と思いました。
皆さん話がとても上手い!!

ものすごい成果を出している方たちだから
そのアウトプットはもちろん知っていますが、
一般的に知られているその成果を出すために
どんなことを考えながら取り組んできたのか、
という知られざる部分が垣間見られます。
そして「何者」にもならないまま
人生終わりそうな私にとっても、
示唆に富んでいる言葉がたくさんありました。
内容が濃くて何度も読み返したい1冊です。

この本がきっかけで山中先生の本も何冊か読みました。

  

続編も出ています。

 
続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書) [ 池田 理代子 ]

☆エッセイ


お次はエッセイというカテゴリですが、
断トツでこちらですね。

 
ナナメの夕暮れ [ 若林 正恭 ]

オードリー若林正恭さんのエッセイです。

「人見知り」「ネガティブ」を自称する方にはぜひおススメしたい1冊。
※私です。

↑の記事でも書きましたが、
心に刺さる名文連発でシビれます!!

一冊目のエッセイ↓も読みごたえありです。

 
完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 (角川文庫) [ 若林 正恭 ]

こちら↓は南海キャンディーズの山ちゃんの本ですが、
解説が若林さんでやっぱりとっても名文。
解説だけでも(←オイ)読む価値ありです(*‘∀‘)

 
天才はあきらめた (文庫) [ 山里亮太 ]

☆ビジネス書

これってカテゴリとしてはビジネス書なのかな?
分かりませんけど、数学者の新井紀子さんの本です。

 
AI vs.教科書が読めない子どもたち [ 新井 紀子 ]

すっごく売れてるようなので、
読まれた方も多いのではと思います。

AIが活用される未来はとかく夢物語的に語られがちですが、
前半はそんなAIの現実的な限界について淡々と書かれています。

で、インパクトが強いのが後半。

AIの台頭で仕事が失われる云々言われてますが、
それ以前に子供たち(主に中高生)の「読解力」が危機的状況にある。
ということが様々なデータとともに示されてまして。
著者曰く、AIと人間を差別化できるのが読解力(※)で、
読解力のない人間からAIに代替されてくだろうとのこと。
※正確には、読解力を基盤とするコミュニケーション能力や理解力ですね。

そもそも教科書が読めていない、
問題文の意味自体が理解できていない、
という子供が結構な割合に上っているという、
かなり衝撃的な内容となってます。

やっぱり私も人の親なので気になるのは
「じゃあ読解力上げるにはどうしたらいいの?」
ってところですが、それに対する処方箋はこの本の中では示されていません。
合わせて生活習慣等の調査もしているのですが、
読解力との明確な相関関係にあるものはないそうで。
ちなみに意外ですが、読書量も読解力の有無に影響ないことが明らかだそうです。

その辺りは今後の調査や研究結果が待たれるところですが、
それでもやっぱり知っておくべき内容だったなと思うので、
今年の1冊として挙げてみました。

あ、あとですね、本筋ではないのですが、
この本の終章の中で
ビッグデータに基づくAIは「過去の判断」を踏襲するだけなので、
社会が歪んでいれば、その歪みを増幅してしまう
という趣旨の文章があるのですが、
この部分を読んでこちらの話題↓を思い出しました。

アマゾンの採用においてAIを活用したら、
(活用できないか検討したら?かな?)
過去データをもとに
「男性を採用するのが好ましい」
と認識してしまったという話ですね。

そう、まさに現実世界の歪みを
AIが増幅してしまったということですよね。
この本が出版されたのが今年2月、
アマゾンの件が話題になったのが今年10月。
著者は先んじて言い当てていたことになりますね。

今年は医大入試における女性差別なんかも話題になりましたが、
入試にもAIが活用されたりしていくと
こういう差別がさらに増幅されていく可能性があるんだな。
とちょっとぞっとした私でありました。

ビッグデータやAIの活用に対して、
自分自身がリテラシーを高めていかなければ!
と痛感させられた1冊でもあります。


活字の本としては以上です!!
今年は小説が不作だったので(私的にね)、小説カテゴリは該当なしです。

が、最後にもう1冊。

☆オマケ

マンガなのでオマケです。

 
おかあさん、ずっとみてて。 [ k.m.p.(なかがわみどり・ムラマツエリコ) ]

もうこれタイトルからして心に響いちゃうやつや〜!!
って感じですが、まさにそのとおりでして。

子供たちとずっといると
「お母さん、見て見て〜」攻撃が絶え間なくて。
幼い頃だけでなく小4とかでも普通にこんな感じ↑

自分に余裕がなかったり
「見て見て」があまりに続いたりすると、
「うっせーな!見てんだろ!!」
とか言いたくなっちゃいますが(酷)、
そんな「見て見て」攻撃しちゃう子供の心が
細やかに描かれていて。

あぁ、こういう気持ちで言っているのね。

と優しい気持ちになれること請け合いです(*‘∀‘)

子育てにイライラしたら読み返したい1冊。


と、今年はこんな感じのラインナップとなりました。

2017年はこんな感じ↓


以上!大みそかにツラツラと失礼しました(;'∀')

これで今年最後の更新となります。
来年もまたマイペースにつづっていく所存ですので、
お付き合いいただけると幸いです(*'▽')

では、よいお年を~♪♪♪

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