前記事で、入居してから2年間の
太陽光売電額の推移を見ましたので・・・。
我が家の太陽光売電額、2年間の推移を比べてみる。

次の太陽光発電に関する記事は1年後!
と思っていたのですが、
コメントでいくつかアドバイスいただいたので、
再度観点を変えて検証してみようと思います。
セキスイ発電導入者さん、あおいさん、ありがとうございました!

えーっと、まずですね、前記事で出したこのグラフですが。

 電力年間比較_1

こちらは、売電額の推移を表したグラフとなっています。
青い折れ線が1年目(2014年度)、赤い折れ線が2年目(2015年度)の売電額です。


1年目に比べて2年目は軒並み売電額が下がっているけど、
一体どういうこっちゃ!?というのが前記事の内容でした。

が、売電額というのは、当然ながら、
 電力会社への売電量 × 売電単価(我が家の場合は38円/kWh)
という計算値なので、売電量に依存している数字です。

で、売電量というのは、単純に太陽光パネルが発電した量ではなく、
 太陽光パネルの発電量 -自宅の消費電力量

という差し引きを行った残りの電力量なので、
太陽光パネルの発電量が大きくても、
自宅で消費する電力が大きければ売電量は少なくなるわけですね。
逆もまたしかりです。当たり前じゃな。

したがいまして、2年間の太陽光発電の優劣を比較するならば、
消費電力量によってブレが出る売電量(≒売電額)ではなく、
発電量で比較する方が検証としてはより正確ということになります。
よく考えたら考えなくても当たり前でございます。

そんなわけで、今回は2年分の発電量の推移をグラフにしてみました。

 発電量年間比較_1

売電量のグラフと同じく、
青い折れ線が1年目、赤い折れ線が2年目の、
各月の発電量(kWh)を表しています。
自宅の消費電力量を差し引いていない純粋な発電量です。

グラフを並べていないので分かりにくいかと思いますが・・・、
売電額(1つ目のグラフ)と発電量(2つ目のグラフ)で
折れ線の形状に多少の差異はあるものの、
両者はほぼ相関していることが分かります。
発電量を見てもやっぱり、ほぼ全ての月で、
1年目よりも2年目の方が低い値となっています。

つまり、このグラフからは、2年目の売電額が低かったのは、
消費電力が多かったからではなく、
太陽光パネルの発電量そのものが少なかったから。
ということが分かるわけですね。

そうすると次に気になるのは、この発電量の差の原因は、
太陽光パネルの発電効率が落ちているからなのか?
それとも、
住んでいる地域の日射量の多寡の問題なのか?
という点です。つまり、
2014年、2015年の我が家の発電量が、
日射量から鑑みて妥当な値と言えるのかどうか?
ということですね。

日射量に関しては、気象庁のHPでも過去のデータが見られるんですが、
前回の記事へのコメントでこんなサイトを教えていただきました。

 ソーラークリニック

太陽光発電ユーザー支援サイトのソーラークリニックです。

こちらのサイトでは、
自宅の郵便番号や太陽光パネルの条件(方位、容量など)を入力すると、
日射量(公式な値ではなく独自推定値)や他発電所の発電実績をもとに、
自宅のスペックでの月別発電シミュレーション値を計算してくれます。
過去のデータに基づく未来の予測値ではなく、
過去のある期間において、このくらいのスペックであれば、
各月どのくらいの発電が見込めたか?という実績に対するシミュレーションです。


そのシミュレーション値と、実際の発電量を比較すれば、
我が家の過去2年の発電量が妥当なのか判断できる!!
ということですね。

てなわけで、早速シミュレーション。

条件として入力するのはこんな項目です。

 ソーラークリニック_2

パネル方位、角度、シミュレーションしたい期間、パネル容量など。

ちなみにパネル角度は最初よく分からなかったのですが、
たまたま見つけたハイムのこちらのサイトに書いてありました。
試算してみよう!わが家の発電量理論値

セキスイハイムの場合、
フラット屋根なら10度、勾配屋根なら30度
なんだそうな。
てことで、フラット屋根の我が家は10度で計算。
この角度の値を変えると、冬場のシミュレーション値がグッと変わります・・・。

システム出力係数もよくワカランかったので、デフォルトの0.8のままで計算してます。

シミュレーション結果の値を折れ線グラフにしたのがこちら。


 発電量年間比較_2

青い点線が2014年度(我が家の1年目に相当)、
赤い点線が2015年度(我が家の2年目に相当)の、
発電シミュレーション値です。

このシミュレーション値のグラフをパッと見ただけで、
上で出した発電量のグラフとかなり値が近いことが分かりますが、
より分かりやすくするために、
それぞれの年の発電実績とシミュレーション値を重ねてみると・・・。

1年目(2014年度)。実線が実績、点線がシミュレーション値です。


 発電量年間比較_3

2年目(2015年度)。同じく実線が実績、点線がシミュレーション値です。


 発電量年間比較_4

どちらの年も、発電実績とシミュレーション値がほぼ一致しています。

シ、シミュレーション、すげぇ・・・!!

いや、シミュレーションだから当たり前なのかもしれないですけど、
あくまで理論値であるシミュレーションの値と、
実際の発電量がここまでほぼピッタリってすごくないですか!?
この結果を見たとき、私は軽く感動してしまいました。
そんなに驚くことでもないですかね~??


まぁそれはさておき、1年目も2年目も、
発電実績とシミュレーションの値がほぼ一致しているということは、
どちらの年も、日射量から鑑みて妥当と思える発電実績だ!
と結論付けてもいいんではないか?と思うわけです。

2年目が1年目より軒並み発電量が下回っていたのは、
経年劣化で太陽光パネルの発電効率が下がっているからでは?
という懸念を抱いていましたが、
どちらの年もほぼ理論値に近い実績を出しているということから、
1年目と2年目の発電量の差は日射量によるものだったんだな。
ということがよく分かりました。
太陽光パネルを疑ってゴメンナサイ!!

そんなわけで、ムダに長々と書きましたが、
太陽光パネルはやっぱりほったらかしでも、
特に発電効率が変わるモノでもないみたい!
というのが現時点での結論でした。
焦ってパネルの掃除などしなくて良かったです。
そもそも水道水で掃除するのもNGだったみたいです・・・。


3年目の発電実績も温かい目で見守っていきたいと思う所存であります。
なんのこっちゃい。

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