ぼちぼち夏休みも終わりですね。
来週から学校が始まるという地域も多いのではないでしょうか。
我が家の地域は8月いっぱい夏休みですが。

さてさて、そんな小学生の夏休みの宿題、親的に負担が大きいもののツートップと言えば。

 読書感想文

 自由研究

ではないかと思いますが。

自由研究に関して言えば、我が家の子供たちの通う小学校では(やるもやらぬも)自由な課題という扱いで、やりたい子だけがやって提出する方式です。それゆえ提出される作品たちは、親も子も相当な熱意を持って取り組んだことが偲ばれるハイレベルなものばかりで・・・。
長男が低学年の頃にかるーい気持ちで自由研究に手を出して、周りとのクオリティの違いに打ちのめされてからと言うもの。

片手間でしか手伝えないならやらない方がマシだわ。

と我が家ではもう自由研究には手を出さないことに決めております。
いや、自由研究やる意義はそういうことじゃないでしょってのは分かってますが・・・。正直しんどくて(←結局それな)、自由課題ならやらない選択肢を取りたいのです。

てなわけで、我が家において倒すべき相手(?)は読書感想文のみ

例年、親子そろってほんとに苦労するこの読書感想文、いろいろ思うところと今年の顛末について書いてみました。
※お役立ち情報ゼロです。

そもそも文章書く訓練、受けてる?


小学校に入学して最初の夏休みにいきなり、

はい、夏休みの宿題は読書感想文です。
原稿用紙2枚以上書いてきてね!


って言われて書ける子、どれくらいいるんですかね?
まだ字を書く練習してるレベルの子供にそりゃないでしょ・・・と思いません?
何なんでしょうね、この丸投げ感。

そもそも子供たちが通う小学校では、1年生の頃だけでなくその後もずーっと、日々の授業の中で作文を書かされること自体がほぼありません
それでいきなり夏休みに、「原稿用紙数枚分書いてこい」ってのはあまりに酷じゃないですかね。

ちと話ずれますけど、この「学校で作文書かせない」って地域性なんですかね?それともそういう時代なの?
私が小学生の頃は、何か行事があるたびに作文を書くのがセットになっていて、それ以外でも日常的に何かと作文を書かされる機会も多くて。

それで文章力が身に付いたかは甚だ疑問ですが、でも。

例え内容が薄くとも論理破綻していようとも、
それなりの量の文章をアウトプットすることに慣れる。

という側面はやっぱりありまして。

なので夏休みの読書感想文も、内容はともかく数枚の原稿用紙を埋めることだけは抵抗なくできていました。
覚えてないけど多分できていたと思う・・・。

でも、我が家の子供たちは日頃やったことがないので、「とにかく長い文章をひねり出す」というスキルはゼロに等しくて、原稿用紙を前にしてもフリーズするだけ。
親から見てもそりゃそうだよねって感じです。

なんというか、ハナから「親が手伝うこと前提」感がハンパなくてそんなんで読書感想文をやる意味があるのか甚だ疑問なんですよね。

といろいろ思うことはあるものの、素晴らしい読書感想文で賞を狙いたいわけでもなく、とにかく「宿題を終わらせる」ことを一義的な目的とするならば、読書感想文などと言うものはセオリーどおりに親が誘導すればまぁそれなりに書き上がりますよね。

お決まりの型は、こんな感じ↓でしょうか。
 本を選んだ理由
 簡単なあらすじ
 特に面白かった部分とその理由
 自分の体験と絡めて思うこと
 前向きなまとめ
とりあえずはここを押さえた上で、長男のこれまでの読書感想文は以下のような流れでやってきました。

小5長男、これまでの読書感想文事情


3年生までは上記セオリーに則り、親が簡単なヒアリングシートを作って本人に書かせて、会話しながらちょっと膨らませたりして、で、そのシートを元に(大きな声では言えませんが)親が文章を組み立てて、それを本人が原稿用紙に書き写す。
というステップで進めてきました。

で、昨年4年生のときは、そろそろ自分で構成を組み立てて書けるんじゃなかろうか?と思って、これを買って本人に読ませ。

 

この流れで書いてごらんと、まずは親はノータッチでやらせてみました。

すると・・・。

①自分が面白いと思った箇所を抜き書き

②その後ろに「面白かったです」「笑ってしまいました」などの言葉を添える

③①②を(前後の脈絡をガン無視して)原稿用紙3枚埋まるまでひたすら繰り返す

というビックリ仰天の代物が出来上がってきまして。

え、4年生ってここまでまともな文章書けないものなの!?

と呆然としてしまった母。
あれ?うちの子がバ○なだけ?

そんなわけで結局例年どおりに、「本人にヒアリング→親が文章組み立て→書き写す」の3ステップを踏んで終わらせることとなったのが、昨年の読書感想文でした。
マジガッカリですわ。

そして。

満を持して迎えた5年生の読書感想文



昨年の経験から「この子は多分文章が書けない子なんだ」と私は認識し、ハッキリ言って期待してなかったのですが、一応今年もまずは親はノータッチで書かせてみました。

ちなみに選んだ本はどハマリしてシリーズ読破しているコチラ。

 

私も子供の頃このシリーズを何冊も読みました。時代を超えて受け継がれてますねぇ。
(しかしなんちゅー不道徳な本を選ぶのか)

で、書き上げたものを読んでみたら。

な、なんか、めちゃマトモな読書感想文になってる・・・!!

と昨年とは逆の意味でビックリ仰天しました。

セオリー通りの構成になってるし、各セクションのボリュームも丁度よいし、ロジックもきちんと通っている。
てにをはがおかしかったり、若干文章の意味が分からなかったりという部分はありましたが、ちょっと手直ししてあげればそのまま提出できるレベルのものを一発目で出してきたのです。

アレ?いつの間にまともな文章書けるようになったの?

と母は目をパチクリさせてしまいました。

思えば、通信教材で取り組んでいるまなびwithでも文章を書かせる問題が結構あるのですが、最近「あれ、やけに文章ちゃんと書けてるな」と思うことが多くて。

 

まなびwithは、ほどほどに発展的なのと文章を書かせる問題が多いところがgoodなのです。

ここ1~2年はかなり読書もするようになったのに、そのわりに文章を書く力にはつながらないなぁと長男に対してずっとやきもきしてきたのですが。

 

ハマりやすい性格なので、シリーズものにハマるとものすごい勢いで制覇していきます。
ズッコケ三人組シリーズは50冊一気に読んでしまいました。

ここへ来て読書量の蓄積が閾値に達したというか、前後のつながりや全体の構成を考えながら文章を書くということに関して、長男の中で急激にシナプスがつながったんだな!

という感じがして。

アレコレと気をもんできましたが、トイレトレーニングと一緒で(え?違う?)、何事もその子にとって「今!!」という発達のタイミングがあるのかもしれないなぁなんて思いました。
読書量の蓄積だけでなく、10歳前後というのはそういう能力が発達してくる年頃(遅い?)なのかもしれないですね。
焦らず見守るって大事だな!!できてないけど。


というわけで長男に関しては、親のサポートありきで読書感想文を仕上げるというフェーズは、小5にして(ようやく)卒業できたのかな?というのが今年の所感です。

一方で。

小2、次男の読書感想文事情


2年生くらいだとまだまだやっぱりサポートが必要ですから・・・。
次男に関しては、1年生だった昨年と同様今年も「本人にヒアリング→親が文章組み立て→書き写す」というステップで進めました。

で、最初、半ば親が誘導するようにして、この本で読書感想文を書こう(書かせよう)と試みました。

 

2匹のカエルの友情の話なんですが、ちょっとシュールで面白いの。

でも、アレコレとヒアリングしても、ビックリするくらい感想が出てこなくて

何とか引き出そうと水を向けてみても、全く出てこない。
あまりの出てこなさにイライラしてしまったのですが、しばらくして。

この本、まったく次男に響いてないんだな。
ということに気付きまして。
面白いんだけどねー。人によって感じ方違うんだな。

よーし、それじゃあ本人がとことん好きな本で書いたらいいじゃねーか!!

ってことで、

①家の本棚から少しでも面白いと思った本を、ジャンル問わず出させる。
→この段階で数十冊出しました。

②そこからマンガや迷路などの読書感想文に不向きなものを除く。
→ここで半分くらいに減って。

③シリーズものは一番面白かった1冊だけを残す。
→ここで数冊まで絞り込まれ。

・・・

てな感じで絞り込んでいって、最終的に本人が選んだ本がこちら。

 

栗林慧さんという昆虫カメラマンが撮影した迫力ある虫の写真が、これでもか!と大量に収められている「栗林さんの虫めがね」シリーズの1冊です。
「ご注文できない商品」になってるので、もう出版されてないんですかね。

Amazonでも中古しかない・・・。



一時期、兄弟そろってこのシリーズにハマって、シリーズ全て(4冊)買いそろえて毎晩のように読んでいました。
特に次男は幼い頃からずーっと虫好きで、虫の死骸をコレクションしているくらいなので(マジやめてほしい)、まぁこの本を選んだのも必然と言えば必然なのかもしれません。

写真集に近いので字も少ないし、読書感想文にはどうかなぁ・・・とも思ったのですが、本人に面白いと思った部分なんかを書き出させてみると。

 201908_読書感想文2

虫への熱い思いが止まらない(*´▽`*)

あっという間にノートが字で埋まりました。
悪筆で失礼します。

これをもとに適当に文章に組み立てて(夫が)、次男に原稿用紙に書かせて、読書感想文は終了!!
最初に選んだ本でウダウダと悩んでいたのが何だったの?というくらいあっさりと片付いて、やっぱり好きな本で読書感想分を書くのが大事なんだなと痛感しました。
長男が今年はほぼ自力で書き上げたのも、どハマりしている本だったからというのが大きいのかなと思ってます。

そんなわけで。

読書感想文、思うこと3つ


今年の2人の読書感想文を書きあげるまでの顛末を見ていて、(若干繰り返しになるのですが)思ったことは3つです。

 読書は続けた方がいい!!

赤ちゃんの頃から絵本を読み聞かせしてきたことや、本人なりにハマる本に出会って読書量が増えたことが、正直分かりやすい効果としてはあんまり表れてないよな~とずっと思っていたのですが、今年の長男を見たらやっぱりそれなりに蓄積されているものがあったように思えたので・・・。

すぐに目に見えるような効果が出るようなものではないですが、やっぱり読書は大事で続けていくに越したことはないなと思った次第です。
(当たり前と言えば当たり前ですけどね)

 とにかく好きな本を選べ!!

「読書感想文を書く」ために選んだ本だと筆が進まず、本人が日頃好きで何度も繰り返し読んでいるような本だと水を向ければ感想はどんどん出てくる次男の姿を目の当たりにして。

「感想を書きやすい」本でもなく、「大人受けする教訓めいた」本でもなく、「好き!」という思いを大事にして本を選んだ方が読書感想文にも前向きに(そしてスピーディに)取り組めるんだなと実感しました。
来年もこの点は忘れずにいたいと思います。

  来年は「大好きな本の紹介文」を書こう!

↑の2つ目にも通じますが、「読書感想文」と考えるから親子ともに憂うつなのであって、自分が好きでたまらない本の魅力を余すことなく伝える文を書くと思えば、もっと前向きに取り組めるし、より「伝える文章」を書く訓練にもなるのでは?と思いまして。

なのでせっかくある程度時間をかけて書くのであれば、そのためのいい機会だと捉えて、来年はその辺りを意識して声がけしていきたいなと思いました。こちらも忘れそうなので覚え書きです。


そんなこんなで、若干の紆余曲折はありつつも、今年の読書感想文も無事終了しました!!お疲れ!
夏休みも残りわずか!弁当作りも・・・。

後から振り返ってみれば、こうして子供の宿題に一緒にあくせくと取り組むのもほんの短い期間なんでしょうね。あと何年かな?とカウントダウンしつつ楽しんでいきたいと思います。
なら自由研究もやれって?

では♪♪♪

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