まったくもって個人的な読書ログ、2ヶ月目。
ツラツラと書いていたらちょっと長くなってしまったので、今回は2記事に分けてみます。
まずは前半戦~。
(評価の高い順に書いています)
①ある男 [ 平野 啓一郎 ]

評価:★★★★★
芥川賞作家の平野啓一郎さんの最新作(かな?)。
この方の作品は今まで目に留めたことがなかったのですが(映画化されている作品もあってタイトルは見たことがあるものもチラホラ)、今回たまたまamazonのブラックフライデーでKindle版が96円になっていたので。
軽ーい気持ちでポチっとして読んでみました。
・・・が。
めちゃくちゃ面白かった!!
愛し合って結婚したはずの夫が、亡くなった後になって実は全くの別人だったことが分かり、調査を依頼された弁護士が真相に迫っていく・・・というストーリー。
説明がヘタでスミマセン。
こうやって書くとジャンルとしてはミステリーかな?って感じですが、すっごく内省的というか登場人物の内面に奥深く入り込んでいく描写に読み応えがあって、「その男性は一体誰だったのか?」という謎自体は全体のストーリーの中ではそんなに重要ではないように見受けられました。
「目の前にいるその人」に魅力を感じて愛するようになったとは言え、それまでの人生で経験してきた(と本人が語った)こともその人を形成する要素だったわけで・・・。その過去が全て偽物だったと分かったとき、自分が感じていた愛情は一体誰へのものだったのか?
いろいろと考えさせられるストーリーでした。
そして平野さんの作品は初めて読みましたが、文章を形成する一言一句がすごく練られていて、難解な言葉を織り交ぜて繰り出される独特の文体がクセになりますね・・・。かなり好き嫌いが分かれそうなタイプですが、他の本も読んでみたいなと思いました。
②学び効率が最大化するインプット大全 [ 樺沢 紫苑 ]

評価:★★★★
精神科医樺沢紫苑さんのベストセラー「学びを結果に変えるアウトプット大全」と対をなす1冊で。

アウトプット大全は先月読書ログを書きました。
こちらは(タイトルのとおり)インプットに関して網羅的にまとめたものですね。
アウトプット大全がなかなか面白かったのでこちらも読みましたが、インプットとアウトプットって表裏一体で切り離せない部分もあるので内容の重複が結構あって・・・。こんなにボリューム持たせるほどの内容でもないのでは?とも正直思いました。
アウトプット大全の方も若干こじつけの内容があったので、2冊まとめて1冊でもいいくらいかな〜。
でもこの本の中で(おそらく)一番言いたかったことであろう、
でもこの本の中で(おそらく)一番言いたかったことであろう、
アウトプット前提でインプットする。
それにより圧倒的に記憶に残りやすくなる。
というのはやっぱりとっても納得感が高くて、本も漫然と読んで「面白かった!」で終わるより、予め読書ログに残そうと思って読むと集中力が変わってきますもんね。
私は「インプットだけして満足」になりがちなので、最初からアウトプットするつもりでインプット!は改めて心がけたいなと思いました。
まぁこれはアウトプット大全にも書かれていましたけどね。
あと、インプットしたい情報(自分が興味のある情報)を「マンダラチャート」という64項目の分類棚に整理しておくことで、情報のアンテナに引っかかりやすくなり、またインプットした情報も整理して保存(記憶)しやすくなるという「脳内情報図書館の構築」は、ぜひ手を動かしてやってみたいなと思いました。
「マンダラチャート」はメジャーリーグの大谷選手が高校生のときに目標実現のために書いたものが有名ですよね。
この、情報を頭の中の「整理した棚」に収めた状態で記憶しておくというのは、かのちきりん氏も「思考の棚」という表現で仰られていますが。
「マンダラチャート」というツールで示されると、より実践的で分かりやすいですね。
こういったインプット、アウトプット系の指南本が最近とても流行っていますが、「分かりやすさ」「取っつきやすさ」という点ではこの「インプット大全」「アウトプット大全」の2冊はやっぱりとても優れているので、何冊も買うよりも、この2冊を繰り返しパラパラと眺める方がいいかもしれないなと改めて思うところです。
評価:★★★★
400メートルハードルの日本記録保持者である為末大さんの人生戦略を語った1冊。
これはとーっても良かった。おススメです。
為末さんはもともと陸上の花形である100メートルの選手だったのですが、自分より才能のある選手たちを見て100メートルで戦うことに見切りをつけ、「勝てる」種目である400メートルハードルにコンバートしたそうです。
こういうやり方ってともすれば批判的に見られがちですが(特に日本では「諦めずやり続ける」ことが良しとされるので)、勝てない分野で無駄な努力を続けるよりも、自分の強い部分を生かして(さしたる努力をしなくとも)勝ちやすいフィールドを見極めた方がいいということで。
人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。
と言い切っています。
「諦めずやり続けることが大事!」「苦手なことは克服しよう!」という考えが当たり前の環境で育ってきていると、こういった考え方はすごく新鮮ですよね。
じゃあ「私の勝てる分野って何?」って言うと、凡人にはそれこそがよく分からないわけで、すぐさま真似できるわけではないのですが・・・。でもこういう考え方を知っておくと、辛くて苦手なことにしがみつかなくてもいいよなと気は楽になるなと思いました。
子供にももう少し大きくなったら読ませたい1冊です。
④ルポ 教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち [ おおた としまさ ]
評価:★★★★
教育虐待とは「あなたのため」という大義名分のもとに行われる行きすぎた「しつけ」や「教育」であり、そこに陥ってしまう親の心理に迫った1冊。
こちらの記事↓でも書きましたが、他人事や対岸の火事で済まされない、「私のことかも?」とヒヤッとする描写が結構出てきます。
いわゆる「高学歴な親」を自認する方にはぜひ読んでいただきたい本です。
評価:★★★★
ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが日経新聞電子版で連載していたコラムをまとめたものです。
きちんと切り詰めて家計を回している年収400~500万程度の家庭より、裕福とは言えないけれどそこそこ世帯収入のある「中の上家庭」が隠れ貧困に陥りやすいということで、様々な家庭へのアドバイスをしています。
いろいろ言い訳をつけて「少しだけ」いいものを買いがちな私にはいろいろ耳が痛い箇所が多く、影響を受けた部分について記事に書きました。
平均よりやや高収入の稼ぎ手と、「(健康や環境への)意識が高い」主婦(主夫)が組み合わさると、典型的な「中の上家庭の転落劇」につながりやすいそうですよ!!
インテリアブログや住まいブログを書いている方は要注意!?(私です)
前半戦は以上です!後半戦に続きます~。
(中途半端でスミマセン)
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