ちょっと早いのですが、つれづれなる読書ログ、1月後半分です。
今読んでる本が1月中に終わらなそうなのでアップしちゃう。
これまでの読書ログはコチラ。
今月後半読んだ本は3冊。
うーん。ちょっと少なめでしたね。
年明けから、ダイエット・・・じゃなくて、健康のために昼休みに散歩するようにしたので。
読書時間が短くなってしまいました(;'∀')
通勤時間と昼休みを読書に充ててます。
というわけで、評価順をつけるほどの冊数ではないので、今回も読んだ順に書いていきます。
評価:★★★★
かの「負け犬の遠吠え」の酒井順子さんのエッセーです。図書館で借りて読みました。
この本の単行本版が出版されたのが2008年。酒井順子さんは1966年生まれなので、酒井さんが40代序盤の頃に書かれたエッセーですね。
そう、つい先日40代に足を踏み入れた私とちょうど同じ年頃のときに書かれたものです。
30代中盤くらいまではあまり感じることのなかった「老化」という右肩下がりの曲線。
今思えば30代はまだ20代の延長線上だったよな・・・。
30代半ばを過ぎる頃からその老化の曲線を落ち始めていることに徐々に気付くわけですが、曲線を落ちていくスピードがぐっと早まってくるのが40代であろうかと思います。
その「あ、もう若くないんだ」とまざまざと突きつけられる年代のビミョーな心の機微を、お得意の自虐的な文体でアレコレ綴った1冊です。
でも40歳が「おばさん未満」か?と言われると、いや、もう「れっきとしたおばさん」でしょと思いますけどね・・・。
「何歳になっても若く美しい外見を保つ努力を」という風潮からの引退が許されないことへのうんざり感や、かといって行き過ぎた(もしくは方向を間違えた)努力により他人から「痛い」と見なされてしまわないかの恐怖感など、「あーそうそう、そうなの!」と言いたい箇所がたくさんありました。
と同時に「あ、これは気を付けないといけないのか」と気付かされたことも結構あって。
40歳を超えてのロングヘアは結構ツライものがあるとか、声が大きくなってくることに自分でも気付かない(特に女子会に注意!)とか、若くないからこそ口元や歯のケアが大事だとか。
総じて私が感じたのは、
40代に突入したら、これまでのように「若く」「美しく」「流行に遅れず」というマインドでいたらイカン。
「若く見られること」よりも「年相応に見られること」を大事にすべし。
目指すべきは「健康的で清潔感がある佇まい」である。
ということですかね。
(必ずしも著者が言ってることではなく、私が本を読んで感じたことです)
「ブスのマーケティング戦略」を読んで感じたこととちょっと似てるな~。
この本の読書ログはコチラ↓
読み返すと、やっぱり似たような感想書いてますね。
やっぱり「ブス」と「老化」って相通ずるものがあるんでしょうか。
人によってフックにかかる箇所が結構違うと思いますが、同じ年頃の方にはぜひオススメしたい1冊です。
②文壇アイドル論 [ 斎藤美奈子 ]
出版年が古いからか・・・楽天ブックスではリンクが出ず、↑は中古(ブックオフ)へのリンクです。
(古いったって2002年出版ですけどね)
評価:★★★★
文芸書評家の斎藤美奈子さんによる「作家論」・・・ではなくて、「『作家論』論」。
こちらも図書館で借りたものです。
その時代時代で、メディアの寵児として持ち上げられる作家というのはいるもので、そういった言わば「文壇のアイドル」的な作家たちが、どのように語られ、評されているのかというのを分析した1冊です。
つまり「作家」や「作品」そのものを評するのではなく、「作家や作品を評した文章」を評しているという、若干ややこしい(こじらせた)立ち位置の本と言えますかね。
ちなみに取り上げられている作家は、村上春樹・俵万智・吉本ばなな・林真理子・上野千鶴子・立花隆・村上龍・田中康夫の8名(敬称略)。
ちょっと時代を感じるラインナップでしょ。笑。
2002年出版だからね。
斎藤美奈子さんの本ですから分析もとってもマニアックなのですが、それにしてもみんな作家のことをアレやコレやと語りたいものなのねと驚くと同時に、著者の斎藤さん自身も「作家」ではなく「作家論」を評するというスタンスでありながらも、やっぱりその作家に対してひと言評さずにはいられない様子が端々から感じられて、「書評家の業(ごう)」みたいなものを見せつけられる1冊でもありました。
取り上げられている8名はそうそうたる面々なので、どの方の本も1冊くらいは読んだことがありますが(あ、田中康夫さんは読んだことないかな)、やっぱりそれなりにハマって読んだことのある作家の章の方が面白く読みました。
そういう意味で、一番面白く読んだのは林真理子さんの章。
私も一時期かなり林真理子さんのエッセーを読み込んでいて、物欲や名声欲を隠すことなくあけすけに語るその文体が好きだったのですが、少し前からメディアで語る言葉に「あれ?ずいぶん保守的(分別くさい)なこと言うな・・・」と思うことが時々あって。
それをこの本では「成り上がりだった林真理子も『あっち側の人』になって、ソノアヤコ化していく」と書いていて、なんだかすごく腑に落ちた私だったのでありました。
↑この評価を書いているのが2001年ですからね!その鋭さに驚きます。
著作を読み込んでいるような作家がこの8名の中にもしいたら、一読する価値はあるかもしれません。
でももし好きで好きでしょうがない作家なら読まない方がいいかも?批判的な文脈も多いのでね・・・。
評価:★★★
「知の巨匠」と言われる文学博士、外山慈比古さんの「読書術」。
外山慈比古さんと言えば、こちらの「思考の整理学」が有名ですよね。
これ、家にあるんだけど読んだことないな・・・。
サブタイトルは「思いがけないことを発見するための読書術」となってはいるのですが、体系的に「読書術」について書かれているわけではなく、著者が「本」「言葉」「文章」「知的活動」などについて考えていることを筆のおもむくままに書き連ねたような感じで、エッセーに近いですかね。
でもやっぱり要は、本のタイトルにもなっている「乱読」に関して書かれた箇所だと思います。
セレンディピティとは「素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見すること。また、何かを探しているときに、探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけること。」(Wikipediaより)という意味で(「セレンディップの3人の王子」というおとぎ話から来てるんだって!!)、乱読による化学反応でセレンディピティが可能になると主張しているのです。
ポイントを抜粋すると、
とにかくジャンルにとらわれずおもしろそうなものをどんどん読む(入門テキストとしては新聞や総合雑誌を推奨)
何を読むかを決めるのも知的活動
読めなくて途中で投げ出す本があってもいい
ただし本は身銭を切って買うべし(それでこそ失敗も意味を持つ)
という感じですかね。
「本をやみくもにたくさん読むより、冊数は少なくても各々の本の内容をきちんと吸収する」ことに重きがおかれる最近の傾向(私が感じてるだけかも?)とはスタンスが真逆で、こういう考え方もあるのか〜と新鮮には思いました。
が、「セレンディピティ」につながるには、中途半端な多読ではなく本当に「乱読」と言えるレベルで大量に(月に数十冊とか)読んでこそなんだろうなぁとも思えて、私レベルの凡人は「ほどほどに多読、1冊1冊精読」が身の丈なんだろうな~とも思ったり。
(凡人の私には)役に立つとか参考になるという感じではありませんでしたが、でも、頭が良い人はこんなことを考えているのね。というのを垣間見られる意味では、面白い1冊ではありました(*´▽`*)
以上が今月読んだ3冊ですが、最後に。
(オマケ)
初心者向けのGoogleアナリティクス入門書。
(実用本なので読んだ本にはカウントせず)
このブログも一応Googleアナリティクスを埋め込んでいて、たまーに思い出したようにアクセス状況を調べたりするのですが(まぁ調べて何するでもないけど)、Googleアナリティクスの用語って・・・。
めちゃくちゃ分かりにくくないですか( ̄ロ ̄lll)
オーディエンスとか集客とか行動とか何だよソレって感じですよね(え?常識?)。
そんなわけで、いつも都度ググりながらGoogleアナリティクスを触っていたのですが、一度きちんと基本を学んでおこうと思って図書館で入門書を借りてきたのです。
パラパラと読んでみて、やっと基本が理解できましたよ(;'∀')
いやー入門書を読むって大事!!
そして入門書こそ図書館ですね!
って言うか今気付きましたけど、今月後半の本は全部図書館ですね・・・。
図書館に行くと欲張っていろいろ借りてしまい、今も図書館から借りてきた本が積ん読になってるので、購入済みの本やKindleUnlimitedでダウンロードした本まで手が回っていない今日この頃であります。
来月はもっとペースアップして読もう~。
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2020年読書進捗 8冊/100冊
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以上、2020年1月後半読書ログでした!
では♪♪♪
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