ずっと書きたいと思いつつなかなか書けていなかったのですが、今回は中学生と学習塾について思うところを書きたいと思います。

今春、無事に公立高校に入学した長男ですが、中学校入学と同時に学習塾(定期テスト対策ではなく受験対策の進学塾です)に通い始め、入試が終わるまでの3年間お世話になりました。
今はその塾の高校部に引き続き通っています。

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私は、自分が高3まで塾に通わずに高校受験・大学受験ともにそれなりの結果を出したこともあり、

中学生が塾なんて行かなくても・・・


と思いながらも入塾させたわけですが(夫と本人の意向です)、まぁ実際塾に通わせて良かった!という面もあれば、うーん・・・と思う面も両方ありました。
トータルで言うと、メリットがデメリットを大いに上回ったとは思いますが、いろいろ感じていたことを書き残しておこうと思います。
成績が上がる、勉強時間が増える、費用が嵩むなどの言わずもがなの点は横に置いておき、入塾前には期待や想定していなかった点がメインとなります。

まず今回はメリット。
結構あります。長くなったのでデメリットと記事を分けました。

寄り添い励ましてくれる存在のありがたさ


私的にはこれが一番大きかった・・・。

中学校に入ると、学校の先生って寄り添ってくれる存在というより管理者という側面が大きいじゃないですか。
しょうがないとは思うんですよ。勉強だけ教えていればいいわけじゃないし、思春期の難しい年代の子供を40人近く見るわけですから、ある程度強圧的に統率していかないとカオスになってしまいますもんね。

なので、当然ながら一人一人の状況に寄り添って細かくケアはしてくれません。親としても子としても、学校の先生は「頼れる存在」「心を許せる存在」ではないのですよ。

だからこそ塾の先生が、子の強み弱み(学力だけでなく性格的な面でも)を見極めて、すんごく寄り添って励まし導いてくれることに私は結構驚きました。
もちろんビジネス上の目的を達成するためということは理解していますが、それでも学校の先生とはドライな関係に終始してしまう中で、時に厳しい言葉もかけつつ寄り添ってくれる親以外の大人が身近にいたというのは、めちゃくちゃありがたいことでした。
親よりもよく見てるなと思ったことも多々あります。正直、この1点だけでもデメリットを全て打ち消すくらいのメリット。

あと、大学生のアルバイトの先生もいたのですが、塾に入る前は大枚払ってるのに大学生バイトってどうなのよ?と結構懐疑的だったんだけど、(勉強の教え方云々というより)少し未来のロールモデル的な存在になっていて、結果的には良かったなと。第一子だと身近に大学生とかいなくてリアリティがないですからね。

最初から視座が全県レベルになる


我が家の場合、最初の頃は地元の中堅進学校に行ければ御の字かなというスタートでした。

でもやはり進学塾。ハナから、

やるからには県トップ校を目指そう!


という雰囲気なのですよ。
もちろん個々人の成績によります。

それゆえ周りも最初から意識が高い。
偏差値至上主義と言えばそうなんですけど・・・、めちゃくちゃ刺激を受けます。

親も子ものんびりしている我が家、いきなり学区レベルではなく県レベルまで視座をぐっと引き上げられて、自然と高みを目指すようになりました。
テストの結果も中1の段階から県内での順位が出るので、否が応でも基準は「県全体」となっていきます。

それがいいか悪いかは一概に言えないと思いますが、自宅勉強だったら絶対得られない視座だったなと思います。
最終的な結果も、間違いなくこの視座があったからこそ得られたものと言えます。

受験情報は塾頼み


これは地域や学校によるかもしれませんが、学校では受験に関する情報面でのサポートはほとんどなかったんですよね。

内申点の算出方法、内申点と当日試験の配分、英検などの加点方式の学校ごとの違い、大まかな試験スケジュール、私立高校受験の日程の組み方。
学校では特に何も教えてくれませんでした。
一部中3になってからの進路説明会で説明があったものもありましたが、そんなの中1時点で教えてくれないと今さらどうにもならないよ!ってなタイミングの遅さで。
もちろん出願時の諸々の手続きでは大変お世話になりましたけど。

でも塾では中1の段階から年に数回保護者向けの説明会があって、早い段階から情報を得られて本当に助かりました。
学校も何にも言ってこないし、中3になってからいろいろ情報収集すれば十分っしょ!とノンビリしてたら詰んでたなと思います。

最終的にかなり塾代もかかりましたけど。



かかった塾代の半分くらいはこの受験情報と(後述する)自習室に対しての対価だったなと思うくらい、情報面での手厚いサポートがありがたかったです。

親の伴走が不要(イザコザ回避)


まぁこれは当たり前ですかね。
塾はやっぱり長年の知見をもとに組み立てられたカリキュラムでやってますから、基本的に親が勉強方法や内容にあーだこーだ口出しする必要がありません。

中1の最初数ヶ月くらいは見るに見かねてやいのやいの言ってましたが、早々に完全に手を放しました。
難しい年頃ですから親がアレコレ言うと険悪になりますし、この勉強面における全てを、信頼できる先に外注できるというのは精神衛生上とても良かったです。
塾ナシで親が(何をやるかまで)サポートしてる同級生もいましたが、良く健全な親子関係を保てているなと感嘆しました。

難化している高校入試への対策


冒頭でも書きましたが、私は大学受験直前まで塾は行っていませんでした。
当時の勉強方法は、学校で与えられるワークなどの副教材を真面目にきちんとやりこむこと。

中学生レベルなんてそれでいいんだから(例え進学校を目指していても)、塾でプラスアルファやる必要ある?

と思ってましたよ、えぇ。

でもさ、昨今の高校入試の問題って。

え?こんなに難しいの!?


っていうレベルじゃないですか?
地域によるんでしょうか。

めちゃくちゃ難化してて、30年前の感覚で見るとビックリします。いや、これは学校のワークをこなしているだけじゃ点は取れないよね・・・という感じ。
それでもできる子はできるんでしょうけど、少なくとも我が家はそうではないので、塾で対策してくれたからこそ合格に至ったなと思っています。加えて、昔と比べて難化していることを早い段階で知ることができたのも大きかったですね。

自習室だけでも元取れちゃう


これは子のタイプとか家族構成によるかもしれませんが、弟2人がいる長男、親から見ても、

こりゃ家で集中して勉強するのは無理やな


という家庭環境です。

ガヤガヤとテレビ見たりゲームしたり(ケンカしたり)してる弟たちがいる中で勉強するには、相当な克己心が必要です。
克己心がない長男はすぐに気を散らして一緒にテレビ見始めちゃったりするわけですよ。
何度バトルしたことか。

なので、中2中盤くらいからは家ではほとんど勉強せず、ずーっと塾の自習室でした。
日々の塾や学校の課題やるのも自習室、テスト前の勉強も自習室。
直前期は本来休校日である曜日も塾を開けてくれたので、ほんとに自習室を大活用しまくりでした。

図書館という手もありますが、塾に比べて開館時間も短いし、何より自習室は「自習しに来てる子だけ」というのが大きい。
図書館はいろんな人がいますからね。

上でも書きましたが、この自習室の活用だけで塾代の大半は元が取れたんじゃないかと思うくらいですよ。


とメリットはこんな感じ!
細かいこと言ったらもっといろいろありますけど、特に恩恵が大きかったなと思うものを挙げてみました。

塾との相性もありますけどね。我が家の長男の場合は、わりとうまく歯車がかみ合って、塾の恩恵は最大限に受けることができたなと思っています。

長くなったのでデメリットは次の記事で~。
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